レタス・フライ

評価:8/10点

レタス・フライ (講談社ノベルス)

レタス・フライ (講談社ノベルス)

前述の通り、購入していた森博嗣の最新短編集を読了。
概要としては
某シリーズ短編1編
ノンシリーズ短編1編
ショートショート5編
ノンシリーズ短編1編
Gシリーズ短編1編
の計9編。
サンドイッチのようにショートショートを短編で挟んでいます。


森氏の著作はシリーズ長編よりもノンシリーズや短編の方が味がある気がします。
特に短編は独特ですね。
これは森氏が元々(同人で)(少女)漫画を描かれていた事が大きいような。
どこか詩的な要素が強いんですよね。
今回のショートショート5編は特にその傾向が強いです。
星新一のようなショートショートを想像すると肩透かしを喰らいます(笑)。
基本的に落ちが無いですからねぇ。
でもそれがいいんだよなぁ。


それからシリーズ短編2編。
これはシリーズを読んで来た人ならニヤリとしてしまうネタがちりばめられています。
どちらも大体の背景は読み取れた気がしますが、それぞれ1つづつ疑問が。
ラジオの似合う夜では「X・Jというイニシャルに意味はあるのか。あるとしたら誰か。」(伏字)
刀之津診療所の怪では「診療所にやってくる長身の男とは誰か。紫子だとするとイメージと合わないんだよなぁ。」(伏字)


てな感じでなかなか満足出来る内容な短編集でした*1
長編ももっと頑張って欲しいなぁ。

*1:唯一欠点を挙げるならその薄さかな、と。1段組で270ページって結構短いよなぁ・・・。