エターナルサンシャイン感想
エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: DVD
- 購入: 4人 クリック: 51回
- この商品を含むブログ (218件) を見る
評価:7/10点
年末年始DVD鑑賞キャンペーン第1弾。4弾まで続く予定。
あらすじは省略。以下感想。
まるっきり正反対のカップルにとって価値観の違いからくる衝突は避けられないものであって、その衝突をいかに乗り切るか、というのが重要だったりするのでしょうが、この映画はまさにそんな映画。無口で無趣味でシャイな主人公と、奔放でなんでも喋って行動的なヒロインとの関係がなんかもう自分にとって身につまされる感じであんまり冷静に観られませんでした(苦笑)。何かもう背筋がひやりとする感じ(汗)。
パッケージ等からは泣ける純愛映画っぽい印象を持ちましたが、案外コメディっぽい部分が多くて意外に感じました。記憶消去会社の助手(指輪物語のフロド)が軽薄な駄目野郎で可笑しいやら情けないやらで別の意味で涙を誘います(苦笑)。てかこの会社自体が適当すぎて笑えます。会社は街の診療所並に小さくて従業員は4人だけ、そして記憶の除去は患者の頭に装置を付けてノートPCでキーを叩いていくだけ(苦笑)。どんだけ簡単に記憶を消せるんだよ!って感じですがその辺半分ギャグ、半分予算不足なのかな、と。
そんな感じで結構低予算映画っぽいですが巧いこと演出していて、主人公の記憶の中の虚実入り交じる映像は非常に巧く出来ています。
それから役者陣の演技もかなり良いです。なんといっても主人公のジム・キャリーが非常に格好いい!コメディ以外でこんなに良い演技するんですな。意外な発見でした。しかし、個人的に唯一微妙に思ってしまったのがヒロイン(タイタニックのヒロインのケイト・ウィンスレット)があんまり可愛くない点(苦笑)。非常に良い演技をしていたとは思うのですが、何か駄目でした(苦笑)。
なんかあんまり褒めてませんが(汗)、パッケージに騙されず、それなりにアホでそれなりに泣ける映画、と思って観ればかなり良作な映画だと思います。