となり町戦争
- 作者: 三崎亜記
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/01/05
- メディア: 単行本
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評価:5/10点
借りて読みました。去年の芥川賞候補作で来春映画化予定な作品。サブカル的には純文学における「セカイ系」の代表作、で良いのでしょうか?論壇的にはどう評価されているか解りませんが・・・。「セカイ系」についてはこちらをご参照下さいな。
以下感想。
ジャンル的にはSFになるのでしょうか。正直、世界設定のアイデアが巧すぎて(良い意味で突飛過ぎて)それ以外の部分が判断し辛いです。ただ、伏線の張り方が猛烈に下手くそかな、と(苦笑)。まぁ、純文学なのでしょうがないのかな・・・。
ちょっと思ったのは女性関係の描写が春樹っぽい(貶し言葉)なぁ、と。なんかこうセックスとかを淡々と描いてる裏で結局お前(主人公)は女とやりたいだけなんだろ?と思わせてしまう所が何だかなぁ、と思いました。これだから純文学は・・・なんて思ったり(苦笑)。
良くも悪くも純文学な作品ですね。SFな世界設定に純文学を載せた様な作品でした。