ホワイト・ライズ

ホワイト・ライズ [DVD]

評価：７/１０点
普通の映画を観るのは結構久々な気がします。
ツタヤのカテゴリではサスペンスで、パッケージもサスペンス調。でも中身はほとんどサスペンス要素無かったような・・・（苦笑）。
でも普通に面白い映画でした。

• プロットについて

話の筋としてはオチがほとんど最初から決まっていて、そこまでいかに観客を驚かせたりやきもきさせたりしながら引っ張っていくか、というのが肝だと思うのですが、その点では中々上手いこと行っていた気がします。実は「友人の彼女」と「リサの友人」が「同一人物」だった、という所の見せ方も「叙述 トリッ ク」っぽくて面白かったです。

ただ、ストーカーの話が中盤以降完全に忘れ去られたり、中国出張と今の彼女のケアが中盤やっぱり放りっぱなしだったりして、その辺微妙に気になったり。別に無くても良かったんじゃないかなぁ。

• 主人公について

うじうじした優男風に見えて、実は非常に行動的、という中々味があるといえば味がある、違和感といえば違和感、なキャラでした。目的の為とはいえ、不法侵入を繰り返すのはちょっとやり過ぎ（苦笑）。

• BGMについて

非常に使い方が上手い。台詞を喋らせる代わりにBGMを乗せる、というのはともすればしつこくなりがちですが、非常に上手く使っていると思いました。

てな感じで、中々に秀作な恋愛映画でした。こういうのもちゃんとみとかないと駄目ですなぁ。