涼宮ハルヒの陰謀

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)


評価:4/10点
ハルヒシリーズ第7弾は久々な長編。しかも結構分厚いです。まぁ、川上稔作品に較べたらこれくらい何ともないですが(笑)。
微妙に評価が低いのはひとえにあんまり朝比奈さん話が好きではないから。朝比奈さん自体微妙なのもあるのですが、どうしても時間SF話はご都合主義と予定調和になりがちなんですよね*1
ここでちょっとシリーズ未読の方に補足しておくと、要するに時間SF話というのはバック・トゥ・ザ・フューチャー2のような話です。未来からの干渉で別の可能性の未来を作ったり、逆に未来からの干渉で枝分かれしてしまった世界を元の可能世界に再接続したり、といったような話。今考えてもあの映画は普通にSF映画の傑作ですね。
んで今回の話で敵対組織の顔見せがあり、本格的に可能世界的な話にシフトしていきそうな感じ。個人的にはハルヒの全能性を使った話の方が好きなんですけどね・・・。
取り敢ず既刊もあと1冊。とっとと読んでしまおう、と思います。

*1:まぁ、本当は逆だっていうのは解ってます。偶然は実は未来からの干渉による必然だったんだ!という。