7月読了図書
小説
まずは友人に借りた3冊。
田口ランディ著「コンセント」7/10点
3部作の1作目にして小説デビュー作。
どこまでが私小説でどこまでがフィクションなのか良く分かりません。
「正気と狂気の境目」というテーマは非常に重く、考えさせられます。
田口ランディ著「アンテナ」7/10点
3部作の2作目。
前作と性別が逆転して男性主人公。
女性作家の男性視点と言うのはなかなか新鮮でした。
田口ランディ著「オカルト」6/10点
掌編小説集。
数ページずつの、小説のような、エッセイのような短編が続きます。
この話、どこまでフィクションなんでしょうか?
田口ランディはなんだかよく分からない小説を書きますねぇ(褒め言葉)。
私は精神世界やらオカルトやらは全く信じないのですが、
ちょっと理解したくはなりました。
そしてライトノベル
川上稔著「終わりのクロニクル5・下」
ライトノベルにして脅威の579ページ!
上下巻で515プラス579で1094ページです。
物語もかなり佳境に入ってきました。
次でシリーズ完結だろうか・・・。
上遠野浩平著「ブギーポップ・バウンディング〜ロスト・メビウス」4/10点
完全に話の分岐点で1冊全体が伏線みたいな感じ。
完結後にシリーズトータルでみたら面白いのかもしれませんが・・・。
1冊でみるとひたすら微妙。
上遠野浩平著「ビートのディシプリン・SIDE3」6/10点
ひたすらにジョジョ的展開をするこのシリーズ。
まあ要するに能力者バトル物です。
しかしどうしてもこの作者の地の文が鼻につくんですよね。
主人公たちは待ち受ける過酷な運命を知る由もなかった・・・!
みたいなジャンプマンガか昔のアニメみたいなアオリが入るのがどうにも・・・。
一般書
酒井順子著「負け犬の遠吠え」4/10点
先輩から貸して頂いた(借りさせられた)話題の1冊。
感想別記。